ReactがSEOに弱いって本当?SPAとSEO対策の関係を解説
生徒
「先生、Reactって人気があるのに、SEOに弱いって聞いたんですけど本当ですか?」
先生
「その通りで、Reactはシングルページアプリケーション(SPA)を作るときに使われますが、その仕組みがSEOと少し相性が悪いところがあるんです。」
生徒
「シングルページアプリケーション?SEOとどう関係があるんですか?」
先生
「じゃあ今日は、ReactとSEOの関係について、初心者でもわかるように例えを使って解説していきましょう!」
1. ReactとSEOの基本的な関係とは?
まず「SEO」とは「検索エンジン最適化」のことです。GoogleやYahooなどの検索エンジンに自分の作ったWebサイトを見つけてもらいやすくするための工夫を指します。例えば、ブログ記事や企業のホームページが検索結果の上位に表示されると、多くの人がアクセスしてくれるようになります。
一方でReactは、シングルページアプリケーション(SPA)を作るのに便利なJavaScriptライブラリです。SPAとは「1つのページの中で画面の内容を切り替える仕組み」のこと。ページ全体を再読み込みしないで表示を変えるので、操作が速くスムーズになります。
ただし、この仕組みには落とし穴があります。検索エンジンはWebページの内容を「読み取る」必要がありますが、SPAの場合、最初に表示されるページは中身が空っぽに近く、JavaScriptを実行して初めて内容が表示されることが多いのです。すると検索エンジンが正しく情報を読み取れず、SEOに不利になる可能性が出てきます。
2. SPAとSEOがぶつかる理由を例えで理解しよう
ここで分かりやすい例えをしましょう。検索エンジンを「本の目次を読む人」だと考えてください。普通のWebサイトは、本のページに文字がしっかり書かれているので、検索エンジンは内容を理解して「このページにはこういうことが書かれている」と判断できます。
しかしReactで作ったSPAは、最初に渡される本のページが真っ白で、ページをめくってからインクで文字が浮かび上がるような仕組みです。検索エンジンは「この本には何も書いてない」と勘違いしてしまう可能性があります。これが「ReactはSEOに弱い」と言われる理由です。
3. ReactでもSEO対策はできる?
「じゃあReactを使うとSEOに不利だから使わない方がいいの?」と思うかもしれません。でも安心してください。きちんと工夫をすれば、ReactアプリでもSEOを強化できます。
よく使われる方法は次の3つです。
- サーバーサイドレンダリング(SSR):サーバーでページをあらかじめHTMLに変換してからユーザーに届ける方法。Next.jsなどのフレームワークが有名です。
- プリレンダリング:事前に静的なHTMLを生成しておき、検索エンジンにはそれを渡す方法。小規模なサイトでも導入しやすいです。
- メタタグの設定:ページのタイトルや説明を正しく設定しておくことも大切です。React Helmetというライブラリを使うと便利です。
4. ReactでSEOを意識した開発をするポイント
ReactでSEOを意識するなら、以下の点も忘れないようにしましょう。
- URL設計:検索エンジンはURLを見てページ内容を推測します。「/about」や「/products」のように意味のあるURLにしましょう。
- サイトマップ:サイト全体の構造を検索エンジンに伝えるために「sitemap.xml」を用意すると有利です。
- ページ速度:表示速度が遅いと検索順位に影響します。画像の圧縮やキャッシュを意識すると良いです。
つまり「ReactはSEOに弱い」というのは「そのままでは弱い」という意味で、工夫次第で十分に検索に強いサイトを作ることができます。
5. ReactとSEOのこれから
最近ではGoogleの検索エンジンもJavaScriptの読み取り能力が進化してきており、昔よりはSPAでも内容を理解できるようになっています。しかし、それでも完全に安心できるわけではありません。特に新しいサービスを作る場合や競合が多いジャンルでは、やはりSSRやプリレンダリングを使うのが一般的です。
Reactを使いながらSEOを意識することは、Web開発を学ぶ上でとても大切なポイントです。「見た目がカッコいいアプリ」を作るだけでなく「検索してもらえる仕組み」を考えることが、より多くの人にアプリやサイトを届ける第一歩になるでしょう。