カテゴリ: React 更新日: 2026/02/13

Reactの条件分岐の使い方を完全ガイド!初心者でもわかるReactの条件分岐

複数条件を組み合わせたレンダリングのベストプラクティス
複数条件を組み合わせたレンダリングのベストプラクティス

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Reactで条件分岐ってできますか?」

先生

「Reactの条件分岐は、いろいろな書き方があります。特に複数条件を組み合わせる場面は実践でもよく使います。」

生徒

「複数条件って、たとえば状況によって表示を変えたりするやつですか?」

先生

「そうです。では実際にどのように書けばよいか、具体的に解説していきましょう。」

1. Reactで条件分岐するには?

1. Reactで条件分岐するには?
1. Reactで条件分岐するには?

Reactでは、画面に表示する内容を状況によって変えるために条件分岐を使います。条件分岐とは、ある条件が正しいときだけ特定の処理を行うしくみのことで、普段の生活で「雨なら傘を持っていく」という考え方と同じです。プログラミングでもこの考え方はとても重要で、Reactでもしばしば使われます。

Reactの条件分岐には、if文、三項演算子、論理演算子(&& や ||)、そして条件をまとめた関数などがあります。複数条件を組み合わせる場面では、条件が増えるほどコードが読みづらくなりやすいため、整理して書くことが大切です。特に画面表示を伴う部分は後から修正することも多いため、初心者のうちから読みやすい書き方を身につけると実務でも役立ちます。

2. 複数条件を組み合わせてレンダリングする基本パターン

2. 複数条件を組み合わせてレンダリングする基本パターン
2. 複数条件を組み合わせてレンダリングする基本パターン

複数条件を扱う際、まずよく使われるのが三項演算子と論理演算子です。三項演算子は「もし〜なら〜、そうでなければ〜」という分岐を一行で書ける方法です。論理演算子は、ある条件が正しければ画面を表示するというシンプルな書き方です。初心者がつまずきやすい点は、条件がいくつも重なると何がどう判定されているのか理解しづらくなることです。

そのため、複数条件を使うときは「何を基準に表示するのか」を明確にして書くのがポイントです。たとえばユーザの権限、ログイン状態、エラーフラグ、読み込み状態など、複数の状態をまとめて判断する場面があります。それぞれの条件をひとつずつ確かめながら表示を分岐すると、誤動作を防ぎやすくなります。


import React from "react";

function UserStatus({ isLogin, isAdmin, isLoading }) {
  if (isLoading) {
    return <p>読み込み中です…</p>;
  }

  if (!isLogin) {
    return <p>ログインしてください</p>;
  }

  return (
    <div>
      {isAdmin ? <p>管理者ページへようこそ</p> : <p>一般ユーザーとしてログイン中</p>}
    </div>
  );
}

export default UserStatus;
画面は読み込み中なら読み込み表示、ログインしていなければログインを促す表示、ログイン済みなら権限に応じて別の文章を表示します。

このサンプルでは三つの条件が登場しますが、それぞれの条件を段階的に分けて判断しているため読みやすくなっています。特に初心者の場合、いきなり一行で複数の条件をまとめようとすると理解しづらくなるため、このように順番に分けて記述するのがよい方法です。

3. 複雑な条件を扱うときのベストプラクティス

3. 複雑な条件を扱うときのベストプラクティス
3. 複雑な条件を扱うときのベストプラクティス

複数条件を一度に処理するとコードが長くなり、間違いやすくなります。そのため、複雑な判定はまとめて関数に切り出すと見通しが良くなります。また、判定結果を変数に格納してから使う方法も便利です。「この条件は何を意味しているのか」を名前で説明できるため、後から読む人にも理解しやすい書き方になります。

関数にまとめることで、条件の追加や変更にも柔軟に対応できます。複数条件を扱う場面では、コードそのものよりも「どうすれば読みやすく管理しやすいか」を意識することが重要です。


import React from "react";

function App({ age, isMember, isBanned }) {
  const canShowContent = () => {
    if (isBanned) return false;
    if (age < 18) return false;
    if (!isMember) return false;
    return true;
  };

  return (
    <div>
      {canShowContent() ? (
        <p>コンテンツを表示できます</p>
      ) : (
        <p>条件を満たしていないため閲覧できません</p>
      )}
    </div>
  );
}

export default App;
条件をひとつの関数にまとめることで、表示可否の判断が読みやすくなっています。

このように複雑な条件を整理することで、コードがわかりやすくなるだけでなく、後から条件を追加する際にも混乱しません。Reactでは画面表示を司る部分がとても重要なため、条件分岐の書き方が整っていると、全体の品質にも良い影響を与えます。

まとめ

まとめ
まとめ

Reactにおける条件分岐の使い方は、フロントエンド開発において避けては通れない非常に重要なテーマです。今回の内容を振り返ると、単純なif文から三項演算子、そして論理演算子を用いたスマートな記述まで、多岐にわたる手法があることが分かります。特に、大規模なアプリケーション開発においては、コードの可読性を保ちつつ、いかに効率よく複数条件を制御するかがエンジニアの腕の見せ所となります。

React条件分岐の主な手法と使い分け

Reactで開発を行う際、どの条件分岐を使うべきか迷うことがありますが、基本的には以下の基準で選ぶのがベストです。

  • if文(Early Return): コンポーネントの冒頭で「そもそも表示すべきでない場合」や「エラー時」に処理を中断させるのに適しています。
  • 三項演算子(? :): JSXの中で「AかBか」を切り替える際に最もよく使われます。簡潔ですが、入れ子(ネスト)にすると極端に読みづらくなるため注意が必要です。
  • 論理演算子(&&): 「条件が真のときだけ表示し、偽のときは何も出さない」という場合に最適です。

実践的な複数条件の制御例

実際の現場では、APIからのデータ取得状態(ローディング)、ユーザーのログイン状態、さらにプランの有効期限など、複数のフラグが組み合わさることが多々あります。これらをJSXの中にすべて書き込むと、メンテナンスが困難なスパゲッティコードになってしまいます。そこで、ロジックをコンポーネントの外や内部の関数に切り出すテクニックが役立ちます。


import React, { useState, useEffect } from "react";

// ユーザーの権限とサブスク状態に基づいたコンテンツ表示の例
function PremiumContent({ user }) {
  // 条件判定を定数に代入して可読性を高める
  const isPremiumUser = user.isLoggedIn && user.plan === "premium";
  const hasTrialExpired = user.trialDaysLeft <= 0;

  // 1. 早期リターンによるエラー・未ログイン回避
  if (!user.isLoggedIn) {
    return (
      <div className="alert alert-warning">
        コンテンツを閲覧するにはログインが必要です。
      </div>
    );
  }

  // 2. 複数条件の組み合わせによる表示切り替え
  return (
    <div className="content-wrapper">
      {isPremiumUser ? (
        <section>
          <h3>プレミアム限定動画</h3>
          <p>高画質で全てのコンテンツをお楽しみいただけます。</p>
        </section>
      ) : (
        <section>
          <h3>通常コンテンツ</h3>
          <p>プレミアムプランに登録するとフルバージョンを視聴できます。</p>
          {hasTrialExpired && (
            <p className="text-danger">無料トライアル期間が終了しています。</p>
          )}
        </section>
      )}
    </div>
  );
}

export default function App() {
  const [userData, setUserData] = useState({
    isLoggedIn: true,
    plan: "free",
    trialDaysLeft: 0
  });

  return (
    <div className="container mt-4">
      <h2 className="mb-3">マイページ</h2>
      <PremiumContent user={userData} />
      <button 
        className="btn btn-primary mt-3"
        onClick={() => setUserData({...userData, plan: "premium"})}
      >
        プランをアップグレードする
      </button>
    </div>
  );
}
(初期状態では「通常コンテンツ」と「トライアル終了」のメッセージが表示されます。ボタンをクリックしてプランをpremiumに更新すると、表示内容が「プレミアム限定動画」に切り替わります)

SEOとアクセシビリティへの配慮

条件分岐によってコンテンツを出し分ける際、SEOの観点からも注意が必要です。Googleなどの検索エンジンはJavaScriptを実行してレンダリング後の内容をインデックスしようとしますが、重要なテキスト情報が特定の条件(クリック後など)でしか現れない場合、評価に影響することがあります。Reactを使用する場合は、Next.jsのようなフレームワークを用いたSSR(サーバーサイドレンダリング)を検討するか、重要なメタ情報は条件分岐に依存させすぎない設計が推奨されます。

また、条件分岐によって急に要素が消えたり現れたりすると、スクリーンリーダーを使用しているユーザーが混乱することがあります。`aria-live` 属性などを活用し、状態が変わったことを支援技術に通知する工夫も、プロの現場では求められるスキルです。

まとめ:より良いコードを書くために

Reactの条件分岐をマスターすることは、ユーザー体験(UX)を向上させる直結の手段です。まずは基本的な三項演算子から使い始め、条件が3つ以上重なるようになったら「関数化」や「Switch文」の検討、あるいはコンポーネント自体を分割することを意識してみてください。コードを「書く」時間よりも「読む」時間の方が長いのがプログラミングの世界です。未来の自分や、チームの仲間が読んだときに一目で意図が伝わる、そんな美しく整理された条件分岐を目指しましょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「先生、条件分岐の使い分けがかなりスッキリ整理できました!最初は全部if文で書こうとしてエラーになっていたので、JSXの中では三項演算子を使うっていうルールがすごく腑に落ちました。」

先生

「それは良かったです。React特有の書き方に慣れるまでは少し戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえばJavaScriptの知識がそのまま活かせることが分かったでしょう?」

生徒

「はい!特に『論理演算子の&&』が便利だと思いました。エラーメッセージを表示させたいときとか、わざわざnullを返す三項演算子を書かなくて済むからコードが短くなりますね。」

先生

「鋭いですね。ただし、数値の『0』を条件に使うときは気をつけて。Reactでは0が画面にそのまま表示されてしまうことがあるから、確実に真偽値に変換するか、比較演算子を使うのがコツですよ。」

生徒

「あ、そうなんですね!0が表示されちゃうのは盲点でした。複数条件のときは、さっき教わったみたいに変数を先に定義して、名前をつけるようにします。その方が何を確認しているのかすぐ分かりますもんね。」

先生

「その通りです。良いコードは名前を見ただけで中身が想像できるものです。今回学んだ条件分岐のテクニックを活かして、次はより複雑な動的UIの構築にチャレンジしてみましょう!」

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