ReactでuseEffectを使った外部ライブラリ制御完全ガイド!初心者でもわかるReactフック
生徒
「Reactで外部ライブラリを使うとき、useEffectはどう使うんですか?」
先生
「useEffectは、コンポーネントが描画されたあとに何か処理を実行したいときに使います。外部ライブラリの初期化やデータ取得にも便利です。」
生徒
「でも、外部ライブラリってどうやってReactと連携するんですか?」
先生
「例えば、スライダーやカレンダーなどのUIライブラリをReactに組み込むときに、useEffectで初期化処理や破棄処理を書きます。」
生徒
「具体的にコードで見たいです!」
先生
「では、実際にサンプルを見ていきましょう。」
1. useEffectの基本的な使い方
useEffectは、コンポーネントが画面に描画されたあとに一度だけ実行することも、特定の値が変わったときだけ実行することもできます。外部ライブラリを初期化するときは、一度だけ実行するパターンが多いです。
import React, { useEffect } from "react";
import SomeLibrary from "some-library";
function App() {
useEffect(() => {
SomeLibrary.init(); // ライブラリを初期化
}, []); // 空の配列で初回のみ実行
return <div>ライブラリが初期化されました</div>;
}
export default App;
2. 外部ライブラリの値を監視して更新する
useEffectでは依存配列に値を指定することで、特定の状態が変わったときに処理を再実行できます。例えば、スライダーの値が変わったときに外部ライブラリの表示を更新する場合です。
import React, { useState, useEffect } from "react";
import SliderLibrary from "slider-library";
function App() {
const [value, setValue] = useState(50);
useEffect(() => {
SliderLibrary.update(value);
}, [value]); // valueが変わるたびに実行
return (
<div>
<input type="range" value={value} onChange={(e) => setValue(e.target.value)} />
<p>値: {value}</p>
</div>
);
}
export default App;
3. 外部ライブラリのクリーンアップ処理
外部ライブラリの中には、コンポーネントが削除されるときに停止や破棄が必要なものがあります。useEffectは関数を返すことでクリーンアップ処理を書けます。
import React, { useEffect } from "react";
import PopupLibrary from "popup-library";
function App() {
useEffect(() => {
const popup = PopupLibrary.create();
return () => {
popup.destroy(); // コンポーネント削除時に破棄
};
}, []);
return <div>ポップアップが使えます</div>;
}
export default App;
4. 注意点とポイント
- 外部ライブラリはuseEffectの中で初期化する
- 依存配列を適切に設定して必要なときだけ再実行する
- ライブラリの破棄や停止処理はクリーンアップ関数で行う
- Reactの状態と外部ライブラリの状態を同期させるとUIが安定する
5. useEffectで外部ライブラリのイベントを扱う
外部ライブラリの中には、クリックやスクロール、ドラッグなどのイベントを持っているものも多くあります。Reactでこれらのイベントを扱う場合も、useEffectの中で登録と解除を行うのが基本です。こうすることで、コンポーネントの表示状態とイベントの状態を安全に同期できます。
import React, { useEffect } from "react";
import EventLibrary from "event-library";
function App() {
useEffect(() => {
EventLibrary.on("open", () => {
console.log("イベントが発生しました");
});
return () => {
EventLibrary.off("open");
};
}, []);
return <div>イベントを監視しています</div>;
}
export default App;
6. 複数のuseEffectを使い分ける考え方
一つのコンポーネントの中で、複数の外部ライブラリや処理を扱うことも珍しくありません。その場合は、useEffectを一つにまとめるのではなく、役割ごとに分けて書くと理解しやすくなります。処理の目的ごとにuseEffectを分けることで、コードの見通しが良くなります。
import React, { useEffect } from "react";
import LibraryA from "library-a";
import LibraryB from "library-b";
function App() {
useEffect(() => {
LibraryA.init();
}, []);
useEffect(() => {
LibraryB.start();
return () => {
LibraryB.stop();
};
}, []);
return <div>複数のライブラリを利用しています</div>;
}
export default App;
7. useEffectを使った外部ライブラリ連携でよくある失敗
useEffectを使った外部ライブラリ連携では、初期化の書き忘れや依存配列の設定ミスによって、意図しない挙動が起きることがあります。特に、依存配列を省略してしまうと、再描画のたびに処理が実行され、ライブラリが何度も初期化されてしまうケースが多いです。
また、クリーンアップ処理を忘れると、画面を切り替えたあともイベントや処理が残り続け、動作が不安定になる原因になります。useEffectを書くときは、「開始」と「終了」がセットになっているかを必ず確認しましょう。
import React, { useEffect } from "react";
import TimerLibrary from "timer-library";
function App() {
useEffect(() => {
const timer = TimerLibrary.start();
return () => {
timer.clear();
};
}, []);
return <div>タイマーを管理しています</div>;
}
export default App;
まとめ
useEffectを理解するとReactと外部ライブラリが自然につながる
ここまでの記事では、ReactにおけるuseEffectの基本的な役割から、外部ライブラリとの連携方法、依存配列の考え方、そしてクリーンアップ処理までを順番に解説してきました。useEffectは、単に「あとから処理を動かすための仕組み」ではなく、Reactの画面描画と外部の処理を安全につなぐための重要な役割を持っています。
特に外部ライブラリを扱う場合、Reactの描画タイミングとライブラリの初期化や更新タイミングを正しく合わせることが欠かせません。useEffectを使わずに処理を書いてしまうと、要素がまだ存在しない状態でライブラリを動かしてしまったり、何度も初期化が走ってしまったりする原因になります。その点、useEffectを使えば「画面が表示されたあと」「値が変わったとき」「画面から消えるとき」といったタイミングを明確に指定できます。
依存配列とクリーンアップが安定動作の鍵
useEffectを使ううえで特に大切なのが、依存配列の指定です。依存配列を空にすれば初回のみ実行され、値を指定すればその値が変わったときだけ処理が動きます。この仕組みを理解しておくことで、外部ライブラリの更新処理や再描画による無駄な実行を防ぐことができます。
また、クリーンアップ処理も非常に重要です。ポップアップやイベントリスナー、タイマーなどを使うライブラリでは、コンポーネントが画面から消えたあとも処理が残ってしまうと、不具合やパフォーマンス低下につながります。useEffectで関数を返す形を使えば、コンポーネント削除時に確実に後片付けが行えるため、Reactアプリケーション全体の安定性が高まります。
シンプルな構成でも正しい書き方が身につく
次のようなシンプルな構成でも、useEffectを正しく使うことで、Reactの状態と外部処理を自然につなぐことができます。まずは難しい処理を考えず、「初期化はuseEffectの中」「更新は依存配列」「終了時はクリーンアップ」という基本を意識することが大切です。
import React, { useEffect } from "react";
import SampleLibrary from "sample-library";
function App() {
useEffect(() => {
SampleLibrary.start();
return () => {
SampleLibrary.stop();
};
}, []);
return <div>外部ライブラリと連携しています</div>;
}
export default App;
このような書き方に慣れてくると、スライダー、カレンダー、地図、アニメーションなど、さまざまな外部ライブラリを安心してReactに組み込めるようになります。処理の流れが整理されているため、後からコードを読み返したときも理解しやすくなります。
生徒
「useEffectって最初は難しそうだと思っていましたけど、画面が表示されたあとに処理を書く場所って考えると分かりやすいですね。」
先生
「その理解で大丈夫ですよ。特に外部ライブラリは、画面ができてから動かす必要があるので、useEffectとの相性がとてもいいんです。」
生徒
「依存配列を使えば、必要なときだけ更新できるのも便利ですね。無駄に処理が動かないのが安心です。」
先生
「その通りです。さらにクリーンアップ処理を書いておけば、画面を切り替えたときのトラブルも防げます。」
生徒
「これなら、スライダーやポップアップみたいな外部ライブラリも、Reactで安心して使えそうです!」
先生
「その感覚が大事ですね。useEffectを正しく使えるようになると、Reactでできることが一気に広がりますよ。」